理事長の挨拶

理事長の挨拶 -「法人十周年に感謝を込めて」-


社会福祉法人 あいのわ福祉会

理事長 岸本 美惠子


あいのわ福祉会(旧・足立肢体不自由者福祉会)は、平成6年2月に社会福祉法人の認可を受けてから、早いもので十周年を迎えることが出来ました。

今日に至るまで足立区をはじめ、東京都、関係機関・団体、後援会、町会、商店街、企業など、多くの地域の皆様からも数えきれない支援の手を差し伸べて頂きました。改めまして心から深く感謝申し上げます。

この度の法人十周年にあたり、設立時の原点と十年を振り返り、新しい世代にその歩みをお伝えし、今後の法人の進む方向を考える機会になりますことを願い、記念誌を発行する事になりました。

法 人設立母体であった足立区肢体不自由児者父母の会の施設運営は、完全参加と平等をテーマにした「国連障害者の十年」と時を同じくした頃、重度肢体不自由者 の生活訓練施設、中軽度の通所作業施設、プログラマーの訓練授産事業など、多岐に亘っておりました。また、足立区からの助成金も大変高額になっていまし た。

今後増え続ける養護学校卒業生の受け入れ対策や様々な切なる願いの実現を計る為にも、障害のある子を 持つ親にとって、このまま区立民営型で背負い続けるのには限界があると感じ始めていました。将来の事業展開に向けて、又、職員の身分保障など、社会的に安 定した法人格を得る必要性に迫られていたと言えます。今思いますと、資金もあまり無い状況の中で「社会福祉法人とは…」など、ゼロからの出発でした。ずい ぶん無鉄砲な決断だったと思うこともありましたが、あの時期で良かったと思えるようになりました。

二十一世紀に入った今日、福祉環境は歴史的に見て大きな転換期を迎えたと思いますが、脈々と続く我が子の幸せを願う気持ちは、少しの揺るぎもないと言えます。

こ の十年の間に次々と事業が増え、今では8施設10事業を運営することになりましたが、福祉事業を営む法人として、これまでの運営を基盤に、更なる見直しと 高い福祉の専門性が求められています。幸い、東京都の経営改革推進事業のモデル法人として、研修の機会を与えられましたが、多くのことに気づかされ、各施 設職員と共に法人の基盤作りに励んでいるところです。

利用者の安全と意向を尊重して、出来るだけ選択の巾を広げることによって、利用者が望む仕事の提供やサービスの質の向上に繋げられたらと願っております。

法人としての今後の計画は、地域支援の機能を備えた入所施設建設の早期実現です。これからも多くの皆様のご理解を頂きながら、共に地域福祉の発展の視点に立って頑張るつもりでございます。

今までにも増してご支援、ご指導をよろしくお願い申し上げます。

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